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本・DVD・映画などの感想とか。 妄想したりネタバレしたりします。

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あらすじ:
1939年イタリア、トスカーナ地方。主人公のユダヤ系イタリア人グイドは、いつも陽気で人々を楽しませる達人。しかし、間もなくナチスの強制収容所へ…。そこでもグイドは幼い息子に悲惨な現実を悟られないよう、ひたすら笑顔で陽気に振舞い、嘘をつき続ける。

【総評価】
【感動】
★★★★【親子愛】
【笑い】
【エロ】


最初に言っときます。
この映画、大嫌いです。
私のワースト3に間違いなくノミネートの上、受賞です。

「感動する映画」によく出てきますが、
何が感動じゃ!と屁の2,3発かましてもかまし足りないほどです。

とにかく1人で気持ち良くなって「どう?俺ってうまくない?」ってドヤ顔してる独りよがりな男のような映画です。


最初からネタバレしますが、
なぜ、オヤジを殺すのか。
そうやって主人公を殺しときゃ泣くだろう?っていう意図がミエミエ。

だいたいこの話はフィクションなんですから、
殺そうが生かそうが作者の手の中ですよ。
だったら生かそうよ。

そんなに涙が欲しいか?
嗚咽がするほど泣きたいのか?え?
ほら、言ってご覧、「感動が欲しいです」って言ってご覧。

って、言葉攻めにあってる気分です。

だいたい、こっちがその気(き)だったり、その気(け)があったりしてこその言葉攻め。
お互いの趣味が一致してこそ、色んな所が濡れるわけですよ。

ですが、その気もないのにそんな事されても、冷めていく一方です。
相手が冷めてるのが分かってしまうと、テンパってしまってもっとひどい事言ってさらに相手はドン引き。
そんで、もっとテンパるチェリーボーイ。
だいたいSの素質ないのに、背伸びしちゃって、シンと静まり返るベッドの上・・・
そんな感じにさせる作品でした。

まず、冒頭。長い。長すぎ。
主人公のオヤジが美しい女性に恋をしてなんとかモノにしようと奮闘します。
それがくだらないイタズラだったり、ストーカーまがいだったり。
チンタラチンタラ垂れ流し続けます。
私は垂れ流されて夢の中へ。
良い気分で目を覚ましたら、まだやってましたよ。
アホか。
いつまでやってんだ。いい年こいたおっさんとおばちゃんが。
と思ったらいつの間にか子供が出来、結構なでかさになりました。

心は少年(笑)のオヤジ、子供にいろんな遊びをしたりしますが、
ユダヤ人のため、ひっ捕らえられます。なんかナチスとかが絡んでるようです。
ユダヤ人の息子も同様です。
奥さんは違うので大丈夫ですが、
「いつまでも一緒よ!」とか何とかスイーツな事言って、自ら監獄へ。

もうバカじゃないの?
愛あればこそ、家で待っとけよ。

そんで、心は少年(笑)オヤジは子供が怖がらないように、この収容所はゲームなのだ、と嘘をつく。
優勝者には戦車をプレゼント。
この辺りは良かったと思う。

この作品が感動映画の傑作として取り上げられる部分はここだと思う。
それは私も同意する。

なんとか子供を怖がらせないよう、いろんな嘘をついてゲームにしたてあげるオヤジの
親子愛はものすごい。
前半のグダグダ、オナニー部分とは一転してなかなか見せてくる。

なかなかいいじゃないか、と思った最後。

あっけなくオヤジは殺される。
その次の日、戦争は終わり息子は戦車に乗ることが出来る。めでたしめでたし。


って、おい!!!


あのさー。
殺す意味あんの?

息子はオヤジが死んだ事を知らず、ゲームに優勝して嬉々として戦車に乗ってるわけですよ。
きっとここでみなさんブワーと泣くんでしょうけど、私はしらけたね。
ああ、しらけたさ。

冒頭にも書いたけど、これがノンフィクションなら仕方ない。
でもこれ、フィクションだよ。
ここでこのオモシロおっさんが死んじゃったらみんなビックリすんべ?
号泣だべ?って製作者がニヤニヤしてんのが見えちゃって。

この監督兼主役のロベルトベニーニは、「人生は美しいが、楽ではない」みたいな事を言ったそうだけど、
それは賛同しますよ。
しかし、生きてこそ。
生きてその試練に耐えてこそ。

この息子は後で真相を知るわけですよね。
自分のせいでオヤジ死んだ、って。
その十字架を背負わせる意味もわからん。
「オレ、あんなにニッコニコで戦車乗っちゃって、もーーーーー!!」と
ハズカシさにジタバタしてるだろうよ。かわいそうに。

とにかく、最後のこの一コマのおかげで、一気に携帯小説のようになりました。

アタシ

オヤジ

子供?

当たり前にいる

ていうか

頑張って嘘つくし

みたいな?

(あたし彼女より)

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無題

ただの批判厨でしょ?
あんたみたいな人は感動をすなおにできない人だと思うし、悲しい人だ。
そんな人が名作映画えおブログに載せて語るとかふざけるな!!!
  • by 権兵衛さん
  • 2011/12/29(Thu)06:21
  • Edit

Re:無題

2回目のコメントありがとうございます。
これは私のブログですので、私の思ったことを書きます。
また宜しくお願い致します。
  • by raim
  • 2011/12/29 11:17

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