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本・DVD・映画などの感想とか。 妄想したりネタバレしたりします。

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あらすじ:
最愛の妻を失い、ひとりぼっちで残され、人生に行き詰ったカールは思い出の家に無数の風船をくくりつけ大空へと飛び立ったのでした。最愛の妻との夢を叶えるために。

★★★★【総評価】
★★★★★【ファンタジー】
★★★★★【涙】
★【若さ】
【エロ】
★★★【犬】

基本的に私はピクサーを全面的に信頼しております。
ディズニーはどうでもいいですが、ピクサーはハズレがあまりないです。
ということで、最初に言ってしまいますが、面白かったです。

とっても残念だったのは、ピクサーお得意のNGシーンがなかった事ですね。
ジャッキー・チェンのNGシーンと共に3大NGシーンなのに。
あと一つは?あと一つは?

人間30歳も過ぎると、いろんな経験をしてしまっていて
涙腺の崩壊の壁が低くなっていきますな。
しかし、これはファンタジーだと言い聞かせて見ないといけません。
たまにふと現実に戻ると「何だこれ?」と思えなくもありませんが、
それではいけません。


幼馴染の妻との出会いから始まります。
この小さい頃の妻が可愛くありません。
子供向けかと思いきや、案外現実的。
でもその現実感が余計に二人の愛を現実的にしてくれました。
おかげで、簡単に流しているような二人の時間はうそ臭くなく、
いろんな困難を乗り越えてとうとう二人はおじいさん、おばあさんになって行きます。
実はここまでが序盤も序盤。まだ始まって30分も経っていません。
でも、すでに号泣。
つらい事があっても二人で力を合わせて乗り越えるなんて、
なんて、素晴らしいの!と乙女チックに号泣です。
ああ、愛って素晴らしいね。

しかし、この素晴らしい愛も寿命には勝てず。
奥さんはカールじいさんを残して逝ってしまいます。
カールじいさんは泣きませんが、なぜかこちらが号泣です。

そして、この妻と出会った時からの夢を叶えるために
家に風船をくくりつけて旅立つわけです。

こっから話しが全く違うものになっていきます。
案外簡単に目指した場所に着いちゃって、見てるこっちがハラハラしました。
別の意味で。
え?もういいの?終わっちゃうけど?

なんと、そこがメインではなかったんですね。

で、もう着いちゃったわけですから、こっからは敵が出てきて
戦ったりするわけです。

途中の嵐や何かにぶつかったりして、家の風船は割れていきます。
しかし、よく持った方ですよ。さすがディズニー。
一応、浮いてはいますが、なぜかその家を背負って歩くじいさん。
もう、じいさんじゃねーし。
この辺で、一旦冷静になってしまってはいけません。

なんでじいさんが家背負ってんの?超シュールなんですけど。
家にたくさん風船つけて飛ばそうってどんなキ○○イよ。
っていうか、もう目的地着いたんだし、家置いてけばいんじゃね?

とか思ってはいけません。
ここは我慢です。

そして、たくさん犬が出てきます。

うちにもですねー、この世の物とは思えないほどのカワイイワンコ、その名もアンちゃんがいるんですよ。
だから、犬が活躍すると聞いちゃーだまってられません。
しかし、ほとんどの犬が悪役。
でも、最初から笑わせてくれます。これはアンちゃんのおかげで、4割り増しほどになってますが。
実際に犬飼ってる人ならわかるような小ネタ満載です。

途中、スターウォーズのような聖戦があり、結構な数の犬が崖下に落ちてしまいます。
いろんな修羅場を見てきてた自分にも、ここは見てられませんでした・・・
もちろんアンちゃんのせいです。
アンちゃんと同じ犬が崖下に落ちるなんて!というストーリー無視の感情です。

しかし、ディズニー。犬を殺すわけはありません。
崖の下は川です。そよそよと流れる川。
犬めらは木の板に捕まってプカプカ浮いておりました。
やったね、一安心。

さて、なんやかんやと戦ったり、家の方を大事にしてみたり、
でも決心してまた戦いに行ったりして、じいさん見事に勝ちます。
この辺りは鼻ほじって安心して見てられますね。
なんせディズニーですから。

ここまで書いてきませんでしたが、ボーイスカウトの男の子も一緒にじいさんと旅します。
親は心配しないのか、とか、誘拐だなんだと大騒ぎになってるはずじゃねーの、とか
そう言ったことはおかまいなしです。

とにかく、敵の飛行船をのっとり、二人は無事帰ることが出来ました。

風船くっつけたど派手な家も、見事収まる場所に収まり、またしても号泣です。

最後は血のつながりも何もないカールじいさんが、このボーイスカウトの親面して大団円です。
二人は仲良く暮らしていきましたとさ。めでたし、めでたし。

なんですが!

二人はやたらと仲良く暮らしていく様を最後に延々と垂れ流します。エンドロールとともに。
しかし、実際は赤の他人の二人。
ボーイスカウトはまだまだ小学生です。
これから恋もし、遊びも派手になり、じいさんとつるんでる暇なんかないはずです。
それを思うとまたしてもじいさんの寂しい生活を思い出して、涙が出ました。

最後の最後にモヤモヤさせやがってこのヤロー!
なかなか深いじゃないのさ。
そこまで計算してたら、の話しだけど。

まあ、なかなか良い映画でしたよ。

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